かりんとうレビュー
変わりかりんとうの栄養素!
鳥取県 砂丘らっきょう 「夢かりん」から「らっきょう」の栄養について紹介します。
らっきょうの栄養素 (100g当たりの含有量)
たんぱく質 | 脂質 | 炭水化物 | ミネラル(無機質) (mg) | ビタミン(mg) | 食物繊維 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
(g) | ナトリウム | カリウム | カルシウム | 鉄 | ビタミンE | ビタミンC | (g) | ||
1.4 | 0.2 | 29.3 | 230 | 14 | 14 | 0.5 | 0.8 | 23.0 | 21.0 |
知られざる「らっきょう」パワー!
近年、話題になることの多い「らっきょうの栄養」。らっきょうは古くから漢方薬の原料として用いられ、血液をさらさらにする効果、疲労回復、こりや痛みをやわらげるという効果の話を耳にしたことがある方もいらっしゃるかと思います。
今回このページでは、血液をサラサラにしたり疲労を回復する効果とは別のらっきょうの効果「食物繊維の力」について注目してみました。
食物繊維を多く含むらっきょう
一般的に食物繊維を多く含む食べ物と言えば、さつまいも・りんご・海藻類や寒天…といった食材を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?ところが、食の健康機能に関する新たな研究成果が多く発表される「食糧学会」で、らっきょうには食物繊維が100g中に21gも含まれており、含有量は野菜類の中で1位だという報告がありました。
食物繊維の含有量を比較してみると、さつまいもは2.3g、りんごは1.5g、ごぼうは5.7g(いずれも100g中)で、らっきょうははるかに高い数値です。らっきょうの食物繊維の(含有量の)多さは一目瞭然ですね。
ところで、この食物繊維。なぜ体にいいかご存知ですか?
食物繊維って?
食物繊維には、「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」の2種類があります。
水溶性食物繊維には保水性があるため、食物の腸内滞留時間を延ばすことができます。そのため血糖値の上下が緩やかになったり、コレステロールの排出を抑えたりします。これは過度な食欲を抑え、肥満予防にもつながります。
不溶性食物繊維には、便秘を防ぎ排便時の血圧のコントロールを手助け、水分を吸収して拡張し便の量を増やす働きがあります。腸内環境が正常に保たれることで便秘だけでなく、痔・大腸ガン・動脈硬化などのさまざまな病気の予防になります。
食物繊維は生で食べるよりも、煮たり茹でたり、調理した方が効率よく摂取できます。食物繊維が不足すると、いろいろな体の不具合がでてきてしまいます。健康な食生活にとって、食物繊維の役割がいかに大きいかがわかりますね。また最近の研究では、肌や免疫、脂肪燃焼に関する効果など、新しい効果も解明されてきています。
らっきょうかりんとうはかすかにらっきょうの香りはしますが、どちらかというとオニオンのような味わいです。特に意識をしなくても、らっきょうかりんとうを食べるとらっきょうの栄養効果も期待できてしまう!そんな知られざるらっきょうパワーで、より健康な毎日を目指してみてはいかがでしょうか?